老眼

40代を過ぎると老眼が始まります。老眼は誰もがなるもので年齢とともに眼のピントを合わせる力が弱ってきます。 手元の携帯や本が見ずらい、パソコンの文字が見ずらいなど不便を感じはじめます。老眼を感じ始めたら老眼鏡や遠近両用のコンタクトレンズ、多焦点のコンタクトレンズ、モノビジョンにするなど、いろいろな選択肢があります。 当院では、患者様の生活スタイルに応じて老眼対策を提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。 尚、遠近両用、多焦点のコンタクトレンズは使用してから慣れるのに時間がかかる方が多ので調整が必要な場合も多く、何度か受診していただくことがあります。ご了承ください。

若年者へのコンタクトレンズ処方について

近年では小学生、中学生のコンタクトレンズ使用者が増えています。以下の理由が考えられます。
  • 1日使い捨てコンタクトレンズなど、レンズケアが不要なコンタクトレンズの普及により、中学生でも使用が容易になったこと。
  • サッカーやバレエなど、安全性や外観面において眼鏡で支障のあるスポーツや習い事が広まったこと。
  • ソフトコンタクトレンズの酸素透過率などレンズの性能が良くなった為に、一定の条件下のもとでなら中学生にも処方する眼科医が増えたこと。
当院でもコンタクトレンズは高校生になってから使用する方が多かったのですが、現在はスポーツや習い事のために中学生からコンタクトレンズ使用を希望する方も年々増加傾向です。 しかし若年者は今後、受験勉強やデジタル機器などで目を酷使する事が考えられます。生涯瞳を傷つける事無く、大切な目の健康を守る為に、当院では個人個人に適したレンズの選択や正しい使い方を本人や親御さんに説明しております。 コンタクトレンズを扱えるかどうかは個人差もありますので、お子さんがコンタクトを使用できるかどうかは、まず一度ご相談ください。
  • 中学生の場合はスポーツや習い事の時にのみ装用し、原則的にそれ以外の時はメガネを掛けるようにしましょう。
  • レンズケア不要で必要時のみの装用に適しているのはワンデータイプです。
  • 成人の場合でも同じですが、若年者のコンタクトレンズの処方は必ず眼科医で受けて、その指導と定期的な目の検査を受ける事がとても大切です。
  • もし目立つ充血や目やになど気になる事が有りましたら、すぐに装用を中止させて、眼科受診をさせて下さい。
  • 身長の大きな伸びがほぼ止まる高校生までは眼球の大きさも年々変化し、近視度数も短期間に変動しやすいです。
  • 眼科で定期的に、レンズ規格や度数変更の必要性の有無などの検査も受けるようにしましょう。
  • 高校生になるとカラコンやサークルレンズの装用者も増えてきます。ネット通販や雑貨店等で購入して、自己流で無理な使い方をしている学生もいます。
  • カラコンは通常のレンズよりも酸素透過率が少ない製品も多く、特に注意が必要ですが、最近比較的性能が向上したレンズも登場してきています。高校生でカラコンやサークルレンズをすでに装用している方や、今後希望される方は、まず当院で相談の上レンズ選びや処方を受けるようにして下さい。
以上の要点を参考にして頂き、詳しくは当院受診時にお尋ね下さい。